MeguのYouth&Health研究所

わたしの人生

子供が欲しかった思いと恐怖

地元に居た頃は周りの友人や知人が次々と結婚して妊娠出産をして可愛い赤ちゃんを産んでいく中で

 

私もいつか自分の家族を持って子供が欲しいと思うことが多かった。

 

だけどどうしても自分の身内の存在を考えると子供を幸せにすることが出来ない思いが出てくる。

 

子供が出来ても子育ての事を自分の家族に相談出来るような人間の環境ではないし、何より我が子を祖母や母親に見せるなんてことは絶対にしたくない思い。

 

それに、私が家族から愛されていない姿を我が子に見せるなんて精神衛生的に悪すぎる思い。

 

そう思わされる出来事がたくさんあった。

 

うちの祖母は、町内の運動会で私の友達と生まれたばかりの子供にばったりあった時、まだ1才だというのにコーラを飲ませたのだ。

友達はそれに激怒して私に連絡をしてきた。1才のうちの子にコーラを飲ませてきて何考えてるんだと。私は大大大ショックを受けた。

家に帰ってから、お前の友達に会ったから金をくれてやったと聞かされて、祖母が友達の子供にコーラを飲ませたことを言って来なかったので聞いたら飲ませたよと普通の顔をして言ってきたのを見たら怒りが湧いてきて大激怒した。でも祖母は悪いことをしたとは思わずむしろお金をあげたんだからいい事をしたと思って話しにならなかった。結局、私が犠牲になり友人とは絶縁状態になった。

 

次は母親だった。友人が子供を連れてうちに来たら、腐ったリンゴジュースを1才になったばかりの子供に出した。友人が勘が働いてそのジュースを飲んだら腐ってると言って、子供にこんなの出すのおかしいと言われた。私も前の友達の事があったので母親に激怒した。そして母親と祖母は友人の子供にお金を渡していい事をした気分になる。友達にはあんたの家に子供を連れて行けばお金が貰えると思って行ったからま、いいや的な事を言われてそうゆう目で私を利用していることを知って傷ついた。

 

 

次に、親戚の家に行った時に2才位の子供がいて嫌な予感が走った。祖母の姿が見えなくなってヤバいと思い探したら、人の居ない部屋で子供に構っていたのだが、、、衝撃的なシーンを見ることになるのだ。

 

子供の顔に鼻を押し付けて顔中ぐるぐるして舌で下から上に猫のように舐めていたのだ。私は子供が可哀想過ぎるのと自分の祖母が人間とは思えない気持ち悪さと嫌悪感から、辞めろと言ったら、何が辞めろだ、と怒ってきて、その隙に子供は逃げた。それを追おうとしていたのでゾッとなり嫌悪感まみれになった。

 

祖母は子供がいるとあやすのに、大概、子供の手を自分の口の中に全部入れ、出し入れして舐めたり、甘噛みしたり、自分の鼻や唇やほっぺたを子供のふかふかした顔に押し付けこねくり回す姿を何度も見てきたわたしは、自分も記憶が無い時に祖母にそうされていたのかという疑惑が脳裏に走り恐怖と気持ち悪さが全身に走るのだった。

自分が子供を持ったらこいつらから、我が子に同じことをされてしまう恐怖、我が子がママの家にも行ってみたいと言ってきたら会わせない私にきっと傷つくことに違いないという思いが幾度も心に走る。

 

それに加えて、自分が子供を産んだらこの身内の誰かに似た子が出てきた時に完全に愛することが出来ない感情があることに苛まれて苦しんだ。

 

わたしもいずれ家族や子供が欲しいという希望が浮かんでも家族の存在に全て打ち消されてしまう思い。

 

それを何十年も繰り返しつつも、いつかは子供が欲しくて育児本を買って読んだ。

身内のような育て方をしないよう勉強して子供を幸せに出来るようになる為だった。

 

のちに子宮筋腫を発症してしまい手術をした時に婦人科医に年齢的にもう子供は産めませんよ。と言われショックで泣いて受け入れられずにいたが、しばらくして子育ての本はもう捨てようと決意した。本棚から取り出したら色々な希望と絶望を繰り返した思いが蘇り涙が出てきたのだ。でも前に進む為には捨てないとと思い1人で泣きながら処分したのだった。

 

この時は本当に悲しかった。

 

自分の家族がのしかかっている中で希望が持てない現実を歩んだわたしは悲しく辛い思いをしたし泣くのは当然なことだった。

 

私も可愛い子供が欲しかった。せめて本音だけは隠さずに言ってあげたい。

 

 

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